本書は、J2EEを使ったWebアプリケーション/サービス開発において、 開発者間のスキルの差を埋めるためにServlet、JSP、EJBの基礎を学びながら、Webアプリケーション/サービス開発者がクラス設計をする上で注意するべき点（再利用性、パフォーマンス、セキュリティと信頼性）についてわかりやすく解説している本です。
　再利用性については、継承、抽象化の方法、共通機能の抜き出し、フレームワークの作成方法について説明しています。
　 セキュリティと信頼性については、開発者が「常識」として知っておくべき、スレッドセーフ、認証処理の注意点、パラメータ悪用、クロスサイト・スクリプティング、リクエストのFilter、スキャンとアタックへの対処が記載されているため、開発者間の知識の共有に適しています。

　その他、エラー処理の切り分け、HTMLの限界、JavaScriptの使用判断、ファイルのアップロード、画面分割への対処などクラス設計をする上で必要な情報を満載しています。また、実例を挙げ、その例の良いことと悪いことについて解説しています。

　本書はJ2EEによる開発をしているSE必読の書です！！

●目次